初歩からの無職

「ぱくたそ」一眼レフ撮影講座に行ってきた!

    種延です。「たねのぶ」だとリーチできるのでそろそろ漢字でもリーチできるようにして一族にご迷惑をおかけしようと思います。

    「ぱくたそ」という素晴らしい写真サイトをご存知でしょうか?ぱくたそという名前を知らなくても、この写っている男性をネットで見たことある人は多いんじゃないでしょうか。ネットでは有名な超高品質なフリー写真素材サイトで、当ブログでもぱくたその写真素材を一部使わせて頂いてます。

    今回はコワーキングのCo-Edoさんで「ぱくたそ」のすしぱくさんや大川さんの一眼レフ撮影講座が開かれるということで行ってまいりました。すぐに予約が埋まるほどの人気講座だったのですが、本当にニートは早い者勝ちに強いんですよね。

    今回はファンタラクティブ株式会社さんのオープンミーティングという勉強会がベースだったらしく、参加費はCo-Edoさんの使用料+懇親会費のみの2000円という信じられない超お得勉強会だったのです!

    大川さんのモデルからみた撮影に大事な3つの共有のお話や、ファンタラクティブの塚口さんのアイキャッチの選び方、井村さんのぱくたそ活用法など濃い内容でした。今回はメインのすしぱくさんの「Pから覚える実践カメラ講座」で学んだ内容をご紹介してみます。

    Pから覚える実践カメラ講座

    まずはPから

    一眼レフを購入したら、基礎の基礎としてF値・シャッタースピード・ISO感度という用語や、それに応じた各カメラモードの使い方を勉強しなければなりません。結局ほぼオートだったり、ひとつのモードはわかるけど撮影シチュエーションごとに適切な設定が求められたりで結構敷居が高いんですよね。(僕もよく分からんので絞り優先オートしか使ってません。ゆえに失敗も多い)

    そこで、まずはP(プログラムオート)から使って実践的な場面を考えながら使い方を覚えていこうというのが今回の趣旨のようです。

    Pって何?

    すしぱくさんの超分かりやすいISOを勇者としたドラクエ風説明があり、つまるところプログラムオートは「みんながんばれ」という作戦なのです。適正露出に収まるように仲間の「F値」と「シャッタースピード」が自動で頑張ってくれるのです。自分が操作するのは勇者のISOだけで、しかも勇者の操作もオートにできますね。

    適正露出とは反射率18%のグレーのこと

    プログラムオートで様々なISO感度の写真を撮ります。その写真をグレースケール化して全ての色を均一化すると反射率18%のグレーになります。これが人間の目で言う自然な明るさで適正露出と呼んでいるらしいのです。

    つまり、プログラムオートは自動でそのグレーになるようにいい感じに調整してくれてるヤツなのです。いいヤツですね。

    撮影の基本

    ISOオートでPモードで撮ります→撮ったのを確認します。→F値やシャッタースピードやISO値を確認します。値の確認はこの講座だけでなく普段から心がけるといいようです。

    ISOを制するものは写真を制する

    ISOの基本

    ISO感度の基本的な性質として、高感度であればあるほど暗いところでも明るく撮れますがノイズも多くなり、低感度にすればノイズが少なく綺麗に撮れるのですが暗所の撮影に弱いというところを抑えておく必要があります。結構これは知ってる人は多いと思いますが、じゃあ実際にどういうシチュエーションでISO感度を切り替えるべきなのか?っていうことは初心者には結構難しい判断なので勉強できるのは嬉しいですね。

    高感度でもOKな場面

    pakutaso-iso6400

    例えば、ブログに使うものであれば縮小されるのでノイズは目立ちません。また、失敗できない取材などの時は、ブレや暗い写真になるくらいであれば安全に高感度で撮影した方がいい場面もあります。Pモードで最高感度なら当たり前ですがまず失敗はしません。

    写真はISO6400のPモードで撮影した大川さん。動きが激しくてもしっかり撮れますがノイズも目立ちます。ブログで使う分には問題ないでしょう。

    ISOをいじって綺麗に撮ってみよう!

    シャッター半押しでシャッタースピードを確認してみる

    実際に写真を撮影してみます。Pモードでシャッターを半押しにしてファインダーを覗くとシャッタースピードが表示されているので、それを任意の数字になるようにISO感度を設定してみます。

    1/60 脇を締めて撮影するレベル

    pakutaso-iso800

    照明を落としちょっと薄暗い中での撮影。シャッタースピード1/60を確保するのにISO800に設定。しっかりと脇を締めて撮影しなければブレてしまいます。この写真も少し甘い気もしますが、ともかくブレないようにしっかりと撮影しなければなりません。

    1/30 男性が脇を締めて撮れるギリギリのライン

    pakutaso-iso800-2 というわけでブレてます。1/30までになると女性には辛く、男性でもしっかり脇を締めないとブレてしまいます。

    1/10 スナップでブレを表現するときなど

    PAK52 ashibayanohito20140315500-e1424270812597 こちらは実際に講義で見せてもらったぱくたそさんの素材写真です。1/10まで行くとブレを表現するときに使います。

    逆に…1/250以上 あらゆるシチュエーションで安全に撮る時

    pakutaso-ts250

    今まではできるだけ高解像度で撮ることを目的としていますが、例えばロケで歩きながらの撮影だったり、よく動く被写体の止まった写真を依頼された時などは1/250以上で撮るといいようです。

    写真は大根を両手に激しく動く大川さん。シャッタースピードを確保して撮影すればとりあえずブレのない写真が撮ることができます。

    Pモードは入り口として最適

    こんなかんじでPモードでISO感度をいじりつつ実際に撮影していくような感じでしたが、気づいたら既に撮影時のシャッタースピードまで考えることができてます。シャッタースピード優先オートや絞り優先オートなどへのとっかかりとしてもいいですね。

    すしぱくさんは望遠ズームから覚える方がいいのではないかということをおっしゃっていて、これは最近になって望遠ズームを購入した僕も強く思います。確かに単焦点大口径でボケの利いたそれっぽい写真は撮れるんですが、なかなか扱いきれないしそれ以上先に進めない感があります。ズームだとまず構図を自由に決められますし、「被写界深度」もズームボケから入ったほうが自然と頭に入る気がしますね。

    pakutaso-2

    特に最近屋内でスナップ撮影をすることが多いので、これからは失敗できないシーンでは臆せずにPモードを使うべき失敗が許されない場面では使っていこうかなと。講座が終わった後も色々と面白いお話が聞けて本当に勉強になりました。ありがとうございました!