初歩からの無職

僕がギークハウスに住もうと思った理由

    上京(神奈川だけど…)することを決めてから、ギークハウスというシェアハウスに入居させてもらうことになったわけですが、なんでわざわざシェアハウスを選んだのか、その中でもギークハウスを選んだのかということについて書こうと思います。

    コスト面のメリット

    安くてシンプルな入居費

    まずは単純に一つの物件に複数人で済むわけですから、家賃や光熱費も一人頭は安くなるはずです。さらに、家具や電化製品・ネット回線など生活に必要なモノはひと通り揃っているので初期費用もかかりません。格安ワンルームを探すよりも費用が抑えられるケースが殆どで、僕の場合でも引っ越しにかかったのはダンボール二箱分の送料と、自分の移動費くらい。

    ギークハウス元住吉は家賃+共益費と入居時のデポジットを納めるという形で、敷金礼金保証人不要で最短1ヶ月からの入居です。デポジット制って運営する側からするとちょっと不安定な部分が多いっていう話もあるみたいですけど、ともかく住む側からすればシンプルで分かりやすいです。ギークハウスはデポジット制にしてるところが多いので、ギークハウスからギークハウスへ移り住む場合は、本当にそのフットワークの軽さを感じられると思います。

    食費や雑費のスケールメリット

    数や量の多さで得られるメリットをスケールメリットって言うみたいです。一個かうよりもまとめて買ったほうがお得っていうアレです。ギークハウス元住吉でもみんなで負担した共益費から米やパスタ、洗剤・シャンプー・トイレットペーパーなど、様々なものをまとめ買いすることでコスト的に恩恵を受けています。

    例えば、米やパスタは食べ放題です(常識の範囲内だと思いますが)。コーヒーやお茶も揃っているので外食を控えれば食費は相当抑えられるはず。また、共益費外のものでもシェアできるものはシェアしようという精神があって、サイダーやジュースやお酒もあったりして、本人に還元するかギークハウス全体に還元する感じで募金してねーって感じでやってたりします。今だとマッチ20円・三ツ矢サイダー40円とかあったり。

    あとは単純に、料理して余った食材使っていいよとか。一人暮らしの自炊って結構無駄があったりするので、そういう部分を他の人におすそ分けできたりするのはいいなって思います。

    独特のゆるい繋がり

    家に帰っても一人じゃない

    ギークハウスでは結構みんなでゲームしたり、ボードゲームやポーカーとかをやって遊んだりしてます。nasneで録画した番組をみんなで見たり、料理が得意な住人が料理を振る舞ってくれたり、たまにはみんなでご飯を食べに行ったりと。仕事上の付き合いだと誘う方も気を使ったり、誘われた方も断りづらかったりとかありますが、そういう部分ではあまり気を使うことはないのかなーっと思います。眠くなったら寝ればいいしね。

    でも一人になることもできる

    シェアハウスは常にみんなでワイワイしなくちゃいけなくて、プライベートもないっていうイメージがあるけど、ギークハウスではそんなこともなくて、結構みんな好きな場所で好きなことしてるし、住人がどこで何やってるかとか結構わかんないです。住空間をシェアする形態って家族や恋人や親友みたいな強い繋がりがぱっと思い浮かぶけど、ギークハウスは基本的にはたまたまそこにいた他人と住むわけです。母親みたいにおせっかい焼きや、(僕にはいないけど)恋人みたいにどこでなにしてるかうるさい人って基本的にはいなくて、創始者のphaさんが言うところのゆるい繋がりが居心地の良さなのかなって思います。

    他人と暮らすちょっとした緊張感

    家族や親しい人と住んでるとついつい自堕落な生活になって、部屋が汚れるっていう人もいると思います。僕の場合は完全にそれで、実家の自分の部屋はゴミの山だし、一人暮らしの時も結局掃除は続かずにあっという間にゴミ屋敷になってしまいます。でもシェアハウスではみんなで綺麗に使わなくてはいけないので、自律という能力が著しく低い自分でもちゃんと食器は洗うし、台所は綺麗に使いし、洗濯も定期的にする(まだ一週間もたってないけどね)。つまるところ、僕がギークハウスに住もうと思ったのは自律できないなら他人に律してもらおうという部分が大きくて、あわよくばこういう生活を続けていたら自律する能力も得られるかもしれないっていうちょっとした期待もあったりします。

    住人はエンジニア系が多い

    ギークハウスというだけあって、住人はWebとかプログラミングに明るいです。僕みたいに具体的なスキルがなくてもそういう方面に興味がある人なら受け入れてくれるところは多いので、勉強がてら入居するのもありなのかなと。

    まとめ

    僕の場合、東京にアクセスできて家賃も抑えられる上に、自分のだらしない部分も矯正できて、なおかつエンジニアの人が多いっていうどまんなかな物件でした。ドミトリーでの寝泊まりとか大丈夫かな?って思ったけどとりあえず試しに住んでみるってことができるのが最大のメリットなので、興味が有る人はお目当てのギークハウスを探してとりあえず住んでみるといいです。