今回ジャカルタは6月6日から6月9日までの4日間の滞在予定です。早速機内に忘れ物をして多大な迷惑をかけて何とかおみやげを発見し、車でジャカルタ南部のホストファミリーの家に移動です。
スカルノハッタ国際空港はジャカルタの中心部から20kmほどの位置にあります。距離で言うとすごく近いんですけど、ジャカルタの道路は屈指の混雑具合。なにせインドネシアの人口は2億3千万人です。最近は経済成長も凄まじく、一般道では車やバイクが増えてきており、整備が急ピッチで進められています。
ジャカルタ中心部は電車も通っているものの、メインはバスや車です。今は日本のコマツなどが参加して地下鉄を作っていて、早急に公共交通機関の整備が求められるほどの交通量です。
到着から移動まではそれでも比較的少ない方だったらしいのですが、3車線に4列できてたり、やはり色々と日本と違う交通文化でビビります。東京の電車にネガりまくってますが、やっぱり電車が無いと交通が麻痺してしまうことを痛感。空港まで鉄道を通す計画があるそうなので、完成が待ち遠しいですね。
そんなこんなでお世話になるホストファミリーの家に到着です。パパは横浜国立大学の留学生で日本語も堪能です。今回結婚される方も現在日本で働いて日本語もお上手。他のご兄弟の方は英語が堪能です。僕は日本語しかできないので非常に気まずいものの、誘っていただいた方はもちろん、ご友人の大阪の方もバリ島に頻繁に通われていてインドネシア語が堪能だったので、コミュニケーションを手助けしていただきました。
無粋な言い方で失礼かもしれませんが、とても立派なご家庭なんですよね。庭付きでお手伝いさんも多く働いています。飾られている写真を見たら日本の某政治家達と写っている写真など。初めての海外よりもこの家に泊めていただく経験の方が上回っています。
そんなわけで結構緊張していたのですが、温かく迎えて頂いて、色んなところで気を使って頂いてすぐにリラックスできました。実家を飛び出したニート、南国で家族の暖かさを知る。
夕飯をいただきました。インドネシアをはじめ東南アジアは基本的に辛いものはめっちゃ辛くて、甘いものはめっちゃ甘いです。僕は辛いのが大好きなので楽しみにしていたのですが、やっぱりうまい!もちろん、日本人の口に合うように料理してもらってるんだろうけど、それでもおいしい!
その後も調子にのっていただいてたんですけど、唐辛子的なものを食べてしまい、悶絶しながら大量の汗…。
すぐに使えるというか、これだけしか覚えられなかっただけですが、滞在中に使ったインドネシア語です。
インドネシア語は、日本人にも発音しやすく、単語の組み合わせで様々な意味が表されるので、なんとなくとっかかりやすそうな印象でした。実際には組み合わせと意味を覚えなければならないので大変なのでしょうが…。
Selamat単体で「おめでとう」の意味になります。今回は結婚式なので、これは必須の単語ですね。
ちなみにSelamatの後ろに色々な単語をつけることで挨拶になります。
おはよう!ですね。挨拶はやはり基本。ファーストコンタクトは大体朝なので多用しました。
Helloみたいな感じで「こんにちは」とかですね。インドネシアの挨拶はお昼はSelamat siangとか夕方にかけてはSelamat soreなどがあるのですが、すぐには覚えられないのでHaroを多用しました。
Selamat malamが夜の挨拶とおやすみなさいを兼ねている感じのようですが、結局使いこなせなかった…。
「ありがとう」の意味になります。語尾にbanyak(バニャッ)をつけることでより丁寧な意味になるようです。 どの国でもありがとうは母国語で頑張って伝えるのが良いですね。
Namaが「名前」でsayaが「私」で、「私の名前は〜です」と自己紹介するときに使います。ファーストネームを伝えるのが本当なのかもしれないですが、今回はみんなアダ名で呼ばれているようなので「Nama saya Tane」で通しました。というか「マサユキ」の使用頻度人生でもそんなにないのでタネの方がいいですね。
おいしい!です。マジで多用しました。本当にありがとうございました。
日本の出発前にインドネシアの礼服はバティックのシャツだということは調べていたので、これは現地で購入しよう!と思っていたんですが、結局空港で迷ってしまい、ショッピングの時間がなく…。そしたら、お父さんが用意してくれていて、なんとプレゼントしていただきました。
それどころかバティックの下側のことを何も考えておらず、スラックスと革靴も貸していただきました。もう本当に感謝の言葉が見つかりません。
結婚式の準備で車にお花を取り付けてウェディング仕様にする必要があったので、お父さんに町に連れて行ってもらいました。 相変わらずのバイクの多さにまだ慣れていません。ノンヘル二人乗りなんでもござれです。
外国人が多く居住しているエリアに来たのですが、結構な豪邸が立ち並んでいます。花屋さんは軒先に出ていて、マレーシアでもよく見かけたんですが、花屋は花屋でなんか固まってるんですね。同じ生業の人たちで集まったほうが色々と便利なんでしょうね。
花を購入してスポンジにどんどんぶっ刺していきます。職人芸ですね。お花屋さんですが、どの店も屈強な若者がやってます。よくよく考えたらハードですよね。
そんなこんなで完成!BMWが可愛らしくウェディングカーに早変わりです。
インドネシアの結婚式はその人数の多さからまさにお祭りです。道行く人も結婚式が開かれているのを見たら飛び入りで参加して楽しむような、ものすごくオープンなものらしいです。
一方で、結婚の儀式部分はとても厳格に行われています。日本の結納のように両家がお互いに贈り物を贈る習慣もありました。インドネシア語なので何をやっているのかは分からないのですけれども、花嫁が入場するまでにかなりの時間を使って新郎が誓いのようなものを立てていたのだと思います。しばらくすると花嫁が入場。新郎と新婦、そして両家で結婚の儀を行っています。
カメラを持っていたので撮影してもいいか聞いたら快諾してくださって、しかも結構プロのカメラマンに混じって(邪魔はしないように…)パシャパシャ撮りまくってました。プライベートなものなのであまり顔が写ってないものを選んだのですが、それがもったいないくらい本当に美男美女なんですよね。インドネシアの人は日本人に近い人もいますが、南国系の目がぱっちりした人が多いです。あとインドネシアのメイクですね。アジアンビューティ!
大切な儀式は終わった時には日が暮れています。しばしの小休止を挟んで立食パーティです。ちなみに、やはり日本と同じように、この間も新郎新婦と家族は休む間もなく握手や撮影に追われるので大変です。
今回の結婚式では600人を超える人が集まっています。スケールが違いすぎて本当にビックリです。屋台のようなものが出てそこから食べ物をもらうために並びます。長蛇の列。ステージではバンドが何やら演奏しています。なんかリア充っぽい人達がいたのであまり近寄れず。
ここでもしこたまインドネシア料理を味わいました。Enak!
カメラで集合写真をとってもらったんですけど、尋常じゃないくらいボッサボサになってます。というのも暑い中歩きまわって飯をかっくらってたので、尋常じゃないくらい汗だくだったんですね。天パが。。。余談ですが、カメラマンにカメラを貸して撮ってもらったんですけど、「漢字が使われているCanon初めて見た」と言われました。
そんなこんなで初めての海外の結婚式は終わりです。新郎新婦はこの後バリ島に新婚旅行に行くようです。新郎は横浜で働いているので奥さんも日本に来られるみたいです。日本語を覚えるのも大変そうですが、いつまでも仲良く幸せに過ごしていただきたいです。Selamat!
日本に来られたらお世話になったお礼に何かおもてなしでもって思ったけど、僕全然外食しないから何もわからないですね。
お父さんとお母さんもお疲れのところですが、なんと夜のジャカルタを観光がてらドライブに連れて行ってくださいました。ジャカルタは本当に大都会です。
ジャカルタは今年独立70周年で、どこのモールにも「up to 70% sale」の文字が。日本も占領されてたとは言え、なんだか独立しているのが当たり前のように思えていましたが、こうやって自分達の力で独立を勝ち取って来た国に来ると色々と考えさせられます。
地下鉄は現在作っている段階で、電車は一応あるものの、やはり交通手段はバイクか車、バスです。バスレーンは日本と違い道路の真ん中で、バスの乗り合い所も道路の真ん中に設置されています。自転車を乗る身としてはこれは助かるなぁと思いましたが、ジャカルタの交通量で自転車で走るのは怖い。
大統領官邸前も走りました。デヴィ夫人もここに住んでいたんだろうかと思っていたら、お父さんが「次は私があそこに住むよ」と笑いながら言っていました。冗談に聞こえない。
次の日からはジャカルタ観光です。ジャカルタの大型ショッピングモールへ。道中にも結構日本企業だったり日本食の看板をよく見ます。
インドネシアだと車のディーラー店舗的なものはないらしく、なんとショッピングモールで車を買うんだそうです。
お昼はモールの中のファミリーレストランに行ったのですが、このBakmi GMというお店はかなりオススメです。チェーン店で空港にもありましたし、割りとでかいモールには入っている感じ。Bakmiはラーメン的な麺類で、結構日本人の口にもあうあっさり目です。左側のスープを入れてかき混ぜて食べます。たまらないねぇ!
というわけで、調子に乗っておかわりしたんですが、最後は相当お腹パンパンでした。もうさすがに若くない。インドネシア料理はナシゴレンといい、おいしいものばっかですね。
その後、色々と見て回りましたがインドネシアのH&Mは大体2000円とかそういう価格帯で買えます。ルピアが1円が100ルピアくらいなので20万ルピアとかですね。高そう。ちなみに僕は大体1000円くらいで済ませるので2000円は高級な部類ですよ。そして女性のショッピングに国境はない!
移動して川辺のレストラン的なところに。絶景です。シーズン中は船とかも浮かべてるみたいで家族連れに大人気らしいです。
なんか日曜大工スタイルに見えますが、きっちり溶接してますね。なんというか海外は仕事を身近に感じるというか、本当に生業としてる感じがします。
アイスをいただいていたら、猫が寄ってきました。超可愛い。痩せてたけど。
その後はご家族で既に結婚されているお姉さんの家へ。お姉さんと旦那さんはともにお医者さんらしいです。す、すごい…。おふたりとも忙しいようで、すごい豪邸なんですけど、まだあんまり使ってないそうです。もったいない!
庭にはプールとハンモック的なアレ(名前が分からない)。まさに南国気分。
川の次は池の上にあるレストランに連れてきていただきました。すごい…。ボキャブラリーが少ないので本当にこの旅行は「すごい」しか言ってないです。すごい。
あと鯉の量も半端ないです。天気も悪かったせいか他のお客さんも少なくて、心なしか死に物狂いで餌に食らいついている感じがします。
豪華です。まずいわけがない。めちゃくちゃ美味しいです。インドネシアで「すごい」と「うまい」しか言ってないです。 日本でも行ったことがないような良い所ばかり連れて行ってくださって本当に感謝です。今キャベツと豆腐しか食ってないので泣けてきますね。
この後すごい量の豪雨が来ました。これが南国のスコールか!という凄まじい勢いです。でも本当にすぐに止むんですね。
ショッピングモールへ連れて行ってもらいます。ショッピングモールでは割りとよく日本語を見ます。迫真の若さ。
世界のMARUGAME UDON。最近食べてないなぁ。
インドネシアではバイクも自動車も日本車が人気があるそうです。品質が良いので中古での取引が期待できるからとか。バイクはもう本当にSuzukiやHondaばっかです。
4日間におよぶジャカルタ滞在もいよいよ終わりです。空港まで送っていただきました。初めての海外、自分一人では何もできなかったと思います。
こんな素晴らしいおもてなしをしていただいて、何より家族に迎え入れてくれて本当に感謝の言葉もないです。驚きと感動とおいしいごはんに満ちた人生で最も充実した4日間です。言い過ぎではない!
お父さん、お母さん、家族の皆さん本当にお世話になりました!誘っていただき、色々面倒も見ていただいたHさん、Nさん、Kさん、初めての海外をサポートしてくださってありがとうございます!Terima kasih banyak!
次は柿の種と海苔を持って行きたいです!お父さんは定期的に日本に来てるそうなので、また会えるかもしれないですね。
ジャカルタから空港で世界一の空港と名高いシンガポールのチャンギ空港に向かいます。ジェットスターアジアで3000円程度。安!!
シンガポールはとりあえず最終日に観光しようと思ったので、目指すはお隣・マレーシアのジョホールバルです。ジョホールバルとシンガポールは川を挟んだ向かい側にあってマジで近いんですね。行き来も結構あるみたいでバスが通ってます。
そんなこんなで、まずはチャンギに向かうべく便を待ってたんですが、登場予定時刻になっても何のアナウンスもない。不安になってスタッフに「Not yet?」って聞いたら当然のごとく「まだだよ」と返されます。時間に厳しい日本人。
そんなわけで次回はシンガポールからジョホールバルに行くお話です。
せっかくなのでニート的ジャカルタ観光情報でも書こうと思ったんですが、本当に良いところばかり連れて行ってもらっているんですよね。とりあえず、ナシゴレンとバクミは食べておこう!